Geihinkan 2017.2.26

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迎賓館赤坂離宮本館及び主庭参観 2017.2.26

迎賓館の正門より広大な庭に入り全景を見ながら石畳の道を歩きますと左右には綺麗に刈られた芝生に松の木がバランスよく植えられていて木々の間から遠く庭の隅々まで見え敷地の広さを改めて感じます。正面方見る建物は壮大で威厳がありその凄さが伝わります。裏へまわり建物の全景を観ますと正面から見た趣と少々異なり真っ青な空をバックにした迎賓館は噴水と赤松とがあり和と洋とを調和し気品と優美さが伝わります。洋館でありながら日本の伝統ある装飾を取りいれた迎賓館は来賓者にとって最高のおもてなしになることを実感致しました。本当に素晴らしかったです!部屋も全て素晴らしい!中でも「花鳥の間」は豪華さの中に茶褐色の木曽産のシオジ材で板張りした腰壁に七宝焼の装飾が日本らしさを醸し出し、また欄間に張られたフランス製のタべストリーの色合いとマッチしとても落ち着いた雰囲気があり拝観でき本当に良かったです。次回は今回拝観できなかった「朝日の間」(できれば和風館も)を是非拝観できたらと思います。1日の拝観可能人数は全国で200名、和風館を含むコースはなんと20名、宝くじが当たるかどうかのパーセンテージでしょうか?





の間(表敬訪問のために訪れた方の控えの間。テレビインタビューにも使用)
 
室内は白に金箔と石膏金箔張りが施され鎧、兜、剣など軍隊調のモチーフで装飾され10枚の鏡があり左右に対面したアーチ型の鏡には3基の大きなシャンデリアを無限に写し部屋を広く見せています。これらはナポレオン一世フランス革命後より19世紀中期ごろまで流行した室内装飾や家具様式でアンピール様式と呼んでいるそうです。(馬に跨り剣を翳すナポレオン一世!鎧、兜、剣と勇ましさも表現されています)彩の間という名の由来は暖炉の両脇にと呼ばれる架空の鳥をデザインした金色の浮彫からだそうです。



■花鳥の間
  (公式晩餐会が開催される大食堂 最大約130名席 昭和61年1986年の第12回主要国首         脳会議G'が実施されました)

部屋の装飾はアンリー二世様式。天井の各格子にはフランス人画家の36枚の絵と欄間には茶褐色の木曽 産の建築、内装として広く用いられているシオジ材で板張りした壁。そこに隋円形の30枚の七宝焼(下絵は日本画家渡辺省亭、明治期の七宝焼の天才涛川惣助)が飾られ花鳥の絵が描かれ繊細で色鮮やかでとても綺麗です。花鳥の間という名の由来になるそうです。


羽衣の間(主に雨天の際に歓迎行事やレセプション、または会議に使用)

室内はフランス18世紀末の古典主義様式。迎賓館で最も大きい部屋。3基のシャンデリアも迎賓館で最も豪華なもので7,000個の部品が使われ高さ3m重さ800sあるそうです。「羽衣の間」という名は天井に謡曲の「羽衣」の趣を描いた300uの曲面画法による大絵画が描かれこの絵画に由来。中央の長椅子に座り一休みしながら天井を見上げるとまるで吹き抜けになった中庭から青空を眺めているようです。雨天の際に使用する最適な部屋になっています。


■朝日の間(国・公賓用のサロンとして、また表敬訪問や首脳会議などが行われる)

今回室内工事中にて拝観できませんでした!非常に残念です!
室内・家具は「羽衣の間」同様、フランス18世紀の古典主義様式。壁には京都西陣の金華山織の織物が張られ床は桜の花を織りだした段通がひかれているようです。うす紫色をベースにした桜花の織物(想像ですが)拝見したかったです。「朝日の間」という名は天井に描かれた「朝日を背にした女神が香車を走らせている姿」の絵に由来しているそうです。また入口の左右に日本画家(小磯良平)の、左に美術、右に音楽と芸術を志す若者達の現代の油絵が掲げられています。


■一階中央階段と二階のホール

中央階段の床にはイタリア大理の石に赤いじゅうたん。階段左右の壁面はフランス産の大理石。二階ホール中央にはイタリア産の大理石で高さ5.47mの大円柱が8本が並んでいます。ギリシャ建築の三様式の中の一つコリント様式だそうです。来賓者を一階から二階へお招きする赤いじゅうたんが何か物語っているようです。今日までどれほどの来賓者をお迎えしたのでしょうね。

 









PAUL

















 
 PAUL アトレ四谷店

 新宿区四谷1-5-25 アトレ四谷1階
            03-5368-8823

 とっても美味しいパンがおかわり出来ます!





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